キスしていいですか

(ある日の部室)

「せーんぷあーい」
「何よ」
「すっげ暇なんすけど」
「んー、ランニングでも行ってくれば?」
「うえ、ぜってー行かねーし」
「はあ……だったらもうちょっと静かにしててよ。赤也は暇でもあたしは忙しいんだから」
「つーか何してんすかさっきから」
「部誌書いてるの、部誌」
「ぶーしーぃ? んなもんいーじゃないすか適当で」
「あたしが幸村に殺されてもいいならそうするけど」
「あっ、やっぱ嘘っす! 全力で書いて下さい、全力で!」
「なら邪魔しないの」
「ちぇー! あーあー」
「うるさいな、もう」
「だーって! 今せっかく密室で二人っきりなんすよ! なのに何すかこれ!?」
「いや、密室も何も……ただの部室だし」
「部室でも何でも密室には変わんないっしょ! ……あーやべ、興奮してきた」
「ちょっと、何考えてんのエロガキ」
「えー? 俺何も言ってないしー。先輩こそ何考えてんすか、やっらしー!」
「……(一人で盛り上がってる。もう放っとこ)」
「あーあ、これで先輩がエロいことしてくれたら最高なのに」
「……」
「ってことでパンツ見せて下さい」
「……」
「お願いします! 一瞬! 一瞬だけでいーんで、こう、スカートめくってちらっと!」
「……赤也」
「はい! (お、いける?)」
「いい加減にしないと怒るよ」
「(やべえこれマジのやつだ)いや本当すんませんわるのりしすぎました」
「わかればいいのよ、わかれば」
「……って、やべ、先輩」
「何?」
「先輩のパンツ何色かなーって、想像してたら普通にちんこ勃ってきちゃったんすけど」
「……本当サイテー」
「まあ勃っちまったもんはしょうがないっすよね! どうすか? えっちとかしときません? とりあえず」
「しない」
「げえっ、マジすか」
「マジに決まってるでしょ」
「ちぇー、ならせめてちゅーだけでもさせて下さいよ。ちゅー」
「ダメ」
「……キスしていいですか?」
「そんな真面目な言い方してもダメ」
「な ー ん ー で ー で ー す ー か ー ! !」



(2008/10/10)